沖縄を楽しむ
いや〜、こちらのブログ、更新が貴重となるものになりそうですわ。
暑くなってきて、夏はもうすぐそこ。
周りでも「今年は沖縄に旅行に行くのー♪」なんて方が続々と。
沖縄が、「生まれ故郷じゃなかったら」とよく考える。
空港を出れば、暑い日差しがテンションを上げ、
青い海、青い空、美味しいご飯に、歌に踊り。
のんびりとした時間が、いつもの騒がしい現実から遠ざけてくれる。
そんな感じでしょうか。
とってもいいと思う。
でも、「生まれ故郷」を沖縄として持つ自分からするとね、
もっともっと見て欲しいものがあって。
それは歴史だったり文化だったり。
最大規模の地上戦とされる沖縄戦が繰り広げられた時は、
青い海は、真っ赤に染まったという。
青い空は、黒い飛行機で真っ黒に染まったという。
青々と茂っていたサトウキビ畑は、人が隠れられないように焼かれたという。
そこから70年。
70年という時間をかけて、木々花々は再生され、
今や全世界から訪れる人々を楽しませる、沖縄の「色」となっていて。
独特とされる、沖縄の言葉や歌、踊り。
戦後の沖縄ではそれらは禁じられていた。
そんな中先人がひっそりとこっそりと守り抜いてきたからこそ、今も残っている。
そういうことを知ってるとさ、
目に映る以上に、尊いものに、感じませんか?
もちろん、沖縄戦だけじゃなくて。
例えば沖縄の古民家一つ見ても、
石垣の造りとか、防風林とか、
台風から家を守るために木を植えるという発想が、現代で通用するか、とか。
なんとなくある石敢當に目を向けてみる、とかさ。
意外と、沖縄の本質を感じられるとこって、海とか山とかじゃないのかも。
なーんて思えてきちゃうわけですよ。
海の島、沖縄
音の島、沖縄
も、いいけど。
史の島、沖縄
神の島、沖縄
も、そっと頭の片隅において、
沖縄の夏を楽しんでくださいませ。